みんなのかみさま。


村上市小俣地区には、白山神社という立派な杉が鎮座する神社があります。

最近私はこの神社のかっこよさが気に入っていて、
というのも、この集落の成り立ちから穏やかに見守り続けてくれた「要」のような気がしていて、
時々、勝手に参道のお掃除をしてみたりしてたのですが、厳かすぎて、天気の悪い日はちょっとおっかない感じがするので、一人でビビる午後、とかあったのですが、

今日は朝から、みんなでお掃除だ!
わーい!!!

​ロマンスシルバーなスーパーカーが縦列駐車する参道だよ☆

竹ぼうきと鎌を持って行ったんですが、総代の庄平さんが熊手を貸してくれまして、
杉の葉っぱざっくざく。効果覿面に葉が集まるこの道具、天才的で快感!

熟練の皆さんは、体と折り合いをつけながら、ゆっくり丁寧に境内を掃いていきます。


「だいぶきれいになったな」と、コウスケさんのお母ちゃんがチャーミングに労ってくれます。

そんな緩やかで清らかな朝の時間を一喝するのは、

千代和さんの伐採音!
危ない箇所や景観を重視しながら、みんなで相談して切っていきます。
こんな豪快な神社掃除、初めてっす!

穏やか組。

「だいぶ片付いたんじゃねえか?」「だなあ」

一仕事終え、

姥杉のくぼみにピッタリはまって休むジェントルマン。
天然記念物内の休憩所すげー。大人一人分ジャストサイズ。
そう、そうなんです、ここの姥杉は県指定天然記念物なんです!

前日は雨風激しく、この日もなかなかの風が吹いていました。
落ち葉はまた落ちるとして、
綺麗になった境内はもちろん嬉しいんだけど、
こんなに人で賑やかな神社が、本当に心地よかったです。

老人クラブの会長さんが、ひとまずお掃除終了のご挨拶。

「スズキさん、37歳だけど、老人クラブに入ってもいいよ!特別だよ!」
「まじすか!最年少すか?!やったー」
と、冗談が飛び交う中、初めてこのお掃除の会が老人クラブの行事と知る。
元気ハツラツすぎて老人感がないんです。

「え?じゃあ、庄平さんも老人?」
「そうですよ、老人ですよ!(笑)」
「はあー!?」
みたいな会話してしまいました。失礼いたしました!!!

さて次は、来週のお祭りのために、のぼりを立てます。

竿に通す手順であーでもないこーでもないタイム発生。
どこの集落でもありそうな「お祭り準備あるある」ですね!


参道が細いから、作業が大変だあ。


いよいよクライマックスだ!通行する車と電線を確認して安全確保。
私には「帆を揚げろーっ!」みたいに見えてます。

小俣の白山神社、社まで登ってみるとよくわかるのですが、
本当に、小俣の集落を高台から見守っているような格好です。

「よっこらしょ」と下る先には、みんなが住む家並みが待っています。


「おつかれさーん」と通り過ぎるスーパーカブから聞こえる家路の、なんとハッピーだったことか。
鼻歌交じりで帰りましたとさ。

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