杉の葉っぱざっくざく。効果覿面に葉が集まるこの道具、天才的で快感!
熟練の皆さんは、体と折り合いをつけながら、ゆっくり丁寧に境内を掃いていきます。
「だいぶきれいになったな」と、コウスケさんのお母ちゃんがチャーミングに労ってくれます。
そんな緩やかで清らかな朝の時間を一喝するのは、
千代和さんの伐採音!
危ない箇所や景観を重視しながら、みんなで相談して切っていきます。
こんな豪快な神社掃除、初めてっす!
穏やか組。
「だいぶ片付いたんじゃねえか?」「だなあ」
一仕事終え、
姥杉のくぼみにピッタリはまって休むジェントルマン。
天然記念物内の休憩所すげー。大人一人分ジャストサイズ。
そう、そうなんです、ここの姥杉は県指定天然記念物なんです!
前日は雨風激しく、この日もなかなかの風が吹いていました。
落ち葉はまた落ちるとして、
綺麗になった境内はもちろん嬉しいんだけど、
こんなに人で賑やかな神社が、本当に心地よかったです。
老人クラブの会長さんが、ひとまずお掃除終了のご挨拶。
「スズキさん、37歳だけど、老人クラブに入ってもいいよ!特別だよ!」
「まじすか!最年少すか?!やったー」
と、冗談が飛び交う中、初めてこのお掃除の会が老人クラブの行事と知る。
元気ハツラツすぎて老人感がないんです。
「え?じゃあ、庄平さんも老人?」
「そうですよ、老人ですよ!(笑)」
「はあー!?」
みたいな会話してしまいました。失礼いたしました!!!
さて次は、来週のお祭りのために、のぼりを立てます。
竿に通す手順であーでもないこーでもないタイム発生。
どこの集落でもありそうな「お祭り準備あるある」ですね!
参道が細いから、作業が大変だあ。
いよいよクライマックスだ!通行する車と電線を確認して安全確保。
私には「帆を揚げろーっ!」みたいに見えてます。
小俣の白山神社、社まで登ってみるとよくわかるのですが、
本当に、小俣の集落を高台から見守っているような格好です。
「よっこらしょ」と下る先には、みんなが住む家並みが待っています。
「おつかれさーん」と通り過ぎるスーパーカブから聞こえる家路の、なんとハッピーだったことか。
鼻歌交じりで帰りましたとさ。