苗字の意味がない。 2


山北に来て早々、困惑したのが人のお名前でした。
苗字のバリエーションがめちゃくちゃ少ないんです。

集落ごとに偏っていて、富樫さん、板垣さん、斉藤さん、大滝さん、平方さん、佐藤さん、田宮さんなどなど。

だから、町中の皆さんが、下の名前で呼ぶんです。
苗字の意味、ない!


私はスズキジュンコなので、当然「ジュンコさん」となるわけだけど、
そんなのはじめのうちだけで、すぐに「ジュンコ、ジュンコ!」と敬称略。
それが結構普通なんです。

 

で、私がツボったのは、それが町中でデフォルトなんです。
「家族かよ!」って突っ込みたくなるほど、おもしろいことになっています。
しかも集落によっては、年齢に関係なく敬称略で呼び捨てる。

 

「常識ってなんだっけ?」と、疑いを誘うステキ事件です。
などと感激をしていたら、
さらに玄人臭漂う慣習がありました。

 

「屋号」です。

旧山北町の電話帳は、暗号の玉手箱や~!
屋号を言うと、すぐ面が割れるのです。

◯◯のオンジ(次男)とか、◯◯のアンニャ(長男)とか、お子様がたにも対応機能あり。

 

かなりのポップさに、私が勝手に気に入っている、山北の風習でした~。


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2 thoughts on “苗字の意味がない。

  • トオヤマ京子

    はじめまして、こんにちは。旦那さんのいとこです。嘘っぽいけれど、本当です。京子といいます。
    応援してます。おじさんよろしく。

    • junko1515mm

      こんにちは、はじめまして!どうもありがとうございます。ちっとも嘘だなんて思ってませんので、よろしくお願いします☆(笑)