私が山北・中俣に来てはじめに困ったのが、オリジナル感溢れまくる方言。
もう、なに言ってるのか全然わからない。さらにマタギたちは独特で、気配や目線、首の動きや瞬間指差しなど、言語を使わないコミュニケーション法を使うものだから、なにがなにやらさっぱり…。
学生時代の山形ライフで培った山形弁はほぼ通用しないし、でもちょっとだけ庄内弁っぽい。英語のほうが全然簡単、辞書もあるしって思うほどです。
そんなど素人の私も2年が過ぎ、100%ではないけど結構わかってきた。「それどういう意味?」っていまだに1日3回は聞いてますが。
去年あたりからのお気に入り方言は「だーまた」です。(だーまた?だーまだ?)
当たり前だ!っていう意味です。語源もさっぱりわからない潔さ!
というわけで、山北中俣の当たり前だけど、他地域では全然当たり前じゃない暮らしぶりや情景をまとめたマップ&パンフを作りました。
表紙と裏表紙は、山北の魅力の真髄である時代錯綜ぶっちぎりな「むかし話」感を出したかったので、絵を描いたよ。
原画、
ゲンガー。
表紙をめくると、山の中。
観音開きをあけると読みものコーナー。灰特集とマタギ特集。Let’s インテリ。
さらに開くとA2です。
中俣マップ、食文化、伝統文化、イベント案内、体験宿泊案内、移住実感ルポなどを描いたよ。書いたよ。取材期間は2年間。
山北民でも知らない情報やレシピも掲載してるんだぜ。ニッチ万歳!
そもそも、イベント案内の印刷物やマップが欲しいという地元の皆さんからの要望と、
たくさんの方々に、こんなおもしろい暮らしが残ってる驚愕の事実を知ってもらえたら嬉しいなっていう私の考えとがまずあって、
→だったら織り交ぜて作ってしまおう!
→どうせ作るなら、問題解決にもつなげたいな…
→山北に向いてる元気なコミュニティ存続方法はUターン者増加が現実的だし、例えば今の60歳ってめちゃ若いし…
→観光の方だけでなく、山北出身者が共感したり懐かしんだりしながら「自分の故郷、実は凄いな!」と誇ってもらいたいな…
という思考回路を辿って作ったので、中俣地区にはどなたかにあげる用込みで全戸2部づつ配布させていただきました。
あと、これ、作ってて超楽しかった!!!ありがとう村上市、ありがとうさんぽく!!!
できることならもっといろんなバージョン作りたい!キャッキャ、キャッキャ。
【↓↓こちらで配布中↓↓】
*表参道新潟館ネスパス(comming soon!) *村上市役所 *村上駅前観光案内所 *マナボーテ村上 *村上市中央図書館 *みどりの里(道の駅) *村上市山北支所 *中俣地区で開催される各イベント会場
是非、お手にとってご覧くださーい。
だーまたやー。